初心者のためのカスタム講座 (甘口) ピストバイクをいじってみよう

f:id:hynm_brotures_hukui:20180307194046j:plain

初心者の方がまず手を付けるべきカスタムポイントはコグです。“コグ”と言うのはリアホイールについているギア、歯車のことです。
コグには歯数があり、歯数を増やす事でギア比が軽くなります。カスタム系の記事はわりとマニアックなのが多いですが、もう少し初心者の方にもやさしく、噛み砕いてやってみようと思います。
ピストに乗り始めて間もない方はぜひご参考にしてみてください。


LEADER BIKES 735TR COMPLETE ¥185,000-

最近はこうした完成車でご購入頂くケースが多いです。まずは完成車から。良いと思います。
フレームを一から組み立てたカスタムバイクよりも比較的コストパフォーマンも良いので、初心者の方には選びやすいでしょう。
このまま乗り出してもらってもはじめは充分満足いくと思います。それだけ出来のよい完成車なので。

唯一完成車に欠点があるとすれば、“ギア比”だと考えています。

まず「ギア比」
これは「ペダルを一回転させた時に後輪が何回転するか」を示すもので「チェーンリングの歯数÷コグの歯数=ギア比」となります。
例えば、チェーンリング(48T)、コグ(16T)の場合→48÷16=「3.00」となり、ペダルを一回転させた時に後輪はピッタリ3回転します。
よくいう「ペダルを踏んだ時の重さ」でもあります。
同じギア比でも感じ方は人それぞれなので、自分に最適なギア比を見つけることから、ピストバイクとの付き合いが始まります。
一般的な街乗りのギア比は2.7〜3.1くらいですが、自分の脚力に対してギア比が大きすぎると踏めないし、小さすぎても、物足りない。
自分にちょうどいいギア比を見つけることが大切です。
下にギア比表を添付しますので、ギア比をチェックしてみて下さい。

そして「スキッドポイント」
これは「同じペダルの位置でスキッドをした時にタイヤが何箇所削れるか」を示したものです。
上記のギア比3.00はペダル1回転に対して後輪がピッタリ3回転しますのでスキッドポイントは「1」。タイヤの一箇所だけ削れます。
スキッドポイントが多いほどタイヤを満遍なく消費できるので、タイヤの寿命を目一杯使うことができます。つまりスキッドポイントは単純に多い方がいいです。
スキッドポイントの計算は少しややこしいので、下の早見表を参考にして下さい。

一般的なピストバイクの完成車は、デフォルトのギア比が重たく設定されています。
例に挙げた735TR COMPLETEのギア比は49/16で“3.06”。
“重たい”っていうのは主観なので、人によっては軽いと認識される方もいますが、一般的な街乗りではかなり重たい部類だと思います。

重たくもなく軽くもなくちょうどいいギア比を見つける作業が重要です。

ギア比が重たいとどうなるかと言うと、トップスピードが伸びてノンストップで走る時は気持ちよくなります。
逆に街中でのストップアンドゴーはやりにくくなります。

最初に覚えたいトリックのひとつ“スキッド”はギア比が軽い方がやりやすく、またギア比が軽いと自然ときれいなフォームが身につきます。
はじめは少し軽く感じるギア比をオススメしています。

なので初心者の方がまず手を付けるべきカスタムポイントはコグです。

例の735TRだと17Tもしくは18Tにするのがオススメです。
18Tの場合はギア比49/18″2.72″ですので比較的軽めのギア比です。スキッドがなかなか出来ない方は思い切ってギア比を落としてみると良いでしょう。
17Tの場合はギア比は”2.88″です。一般的に真ん中のギア比です。スキッドも覚えたいけど、グループで走ってる時に遅れたくないって方はこのくらいがちょうどよいでしょう。

コグは精度を感じやすいパーツです。せっかく変えるのなら良いものを。
EURO ASIA DLX(黒色)は7000円と手の出しやすい価格ですし充分な精度と耐久性のあるコグです。
少し予算に余裕があるのであれば、先を見越してメッキコーティングのSUPER STAR ¥12,000-(銀色)やチタンコーティングのGOLD MEDAL ¥18,000-(金色)を導入すると良いです。更に上質な耐久性と走行性を手に入れる事ができます。

 

気持ちよく飛ばせて、ストップアンドゴーもスムーズで、スキッドも楽にできる。そんなちょうどいいギア比がきっとあるはず!